封筒の宛名
結婚式招待状の封筒に書く宛名は、毛筆もしくは筆ペンで書くのが良いとされています。これは「祝い事は濃く・太く」という縁起を担いでのことです。
最近はパソコンで毛筆風の書体を使い宛名印刷してしまったり、サインペンなどで代用して書くという人もいますが、結婚式招待状を出す相手にしっかりと気持ちを伝えるためには、やはり毛筆や筆ペンで書いた文字が一番しっくりくるのではないでしょうか。
どうしても習字は苦手で…というのであれば、筆耕サービスといって、プロが宛名を書いてくれるサービスもあります。
結婚式場や専門の業者で結婚式招待状を作れば、筆耕サービスを紹介してくれたり、はじめから結婚式招待状作成プランのなかにサービスが含まれている場合もあります。
ちなみに、結婚式招待状の宛名は、当然のことながら出席してほしい人の名前を書きます。
夫婦や家族で出席してほしいというのであれば、宛名を連名にし、それぞれに「様」をつけます。
家族を招待する際に、ご夫妻とお子様合わせて4名以上になる場合には、お子様は「御家族様」とまとめます。
最近はあまり使われることはなくなりましたが、来賓の奥様で名前がわからない方を招待する場合には、来賓の名前のとなりに「令夫人」と書く場合もあります。
封筒の向き
また、封筒には切手を貼りますが、このときは慶事用の切手を貼ることが多いです。慶事用の切手は郵便局の窓口で購入することができますから、忘れずに用意しましょう。
それから、意外と知られていないのが、封筒の種類です。
封筒には洋封筒と和封筒という二種類のものがあり、結婚式招待状には横長の洋封筒を使うのが一般的です
。中に封入する結婚式招待状の文面が横書きであれば、宛名は横書き、縦書きであれば宛名も縦書きとなります。洋封筒を縦書きで使うときは、フタの向きにも注意してください。
封筒の裏面(フタがあるほう)をみたとき、フタが右側にあるのが正しい向きです。
逆向きだと「不祝儀」ということになってしまいます。